三隈(Mikuma, Tamiya 1/700)























 一番好きな重巡は航空巡洋艦となった最上型1番艦の最上だけど2番艦の三隈も改装前の最上のようで結構気に入っています。そこで最上を組む前の小手調べとして三隈に挑戦。


 まず舷窓を0.5mmのドリルで穴開け。艦底には3mmのナットをアルテコとプラパイプで固定。これは保管時にビスで固定するためのもの。あとで艦舷塗装後の持ち手を固定するのに使えるかも。


 キットの甲板上のモールド。リールや防雷具はピットロードのパーツにあったので塗装が楽なように削り取ります。


 無謀にもリノリウム押さえの表現に0.1mmの真鍮線を使うことに。モールドを削り真鍮線を瞬着で貼ろうと思ったら全然位置が定まらない(;_;)。仕方なくプラ用接着剤で甲板を溶かしながら真鍮線を埋め込むように取り付けました。作業が大変なのでモールド削りは前部甲板だけで挫折(--;。上部甲板の緑色は艦橋接着部に塗料が着かないようマスクゾルを塗布したところ。


 艦載機用のレールをリノリウム押さえよりもハッキリさせようと思いプラ棒を貼りました。
 以上の作業に実は一ヶ月以上かかっています。これから気合い入れてかからなくては投げ出しそうなペース(--;。


 1/700と言えどもこのクラスのWWII艦船の甲板構造物は線の集まりで雰囲気が決まる気がします。トラス構造って何本もの線の交点ができるので、瞬間接着剤が団子の様になってしまいました(;_;)。一回で接着できれば良いんだけど小さなパーツを何個も同時に固定するのってなかなかできないんだよなあ(--;。


 お約束の艦橋窓のエッチングパーツ化。遮風版とのバランスが悪いなあ(--;。他に手すりやキャンバスを取り付け。


 煙突は継ぎ目消しをするとモールドが消えやすいので思い切ってモールドは削り取っちゃいました。配管はプラ棒で再現。ハシゴはエッチングパーツ、作業用足場は真鍮線を巻くだけにしました(^^;。ここまできてハシゴを取り付けると合わせ目が目立たなくなることに気が付きました(--;


 ついでに機銃甲板?にも手すりを取り付け。エッチングパーツはピットロードの「軍艦一般装備」を使用しています。しっかし今までのSFメカなどは面で作っていって一部をディテールアップするだけで良い感じに仕上がったけど、WLシリーズはディテールの積み重ねが全体の雰囲気作りに響いてくるので結構時間がかかります(--。


 今回はマスト作り。一部キットから切り出し、これを挟むようにして位置決め。


 クレーンは最上用に確保したエッチングパーツに三隈専用に入っていた物を使用しました。他のパーツは最上用に残してあります。


 三隅は二番艦なので煙突に識別用の二本の白線が入ります。かなり凹凸があるのでマスクが大変(--;。


 エアブラシを絞りながら掛けてどうにか塗り終えました。


 ボートダビットはキットの部品を舷側に取り付け、先端は切り取ってアンテナ用に確保した金属テグスと滑車に見立てたプラ棒の切りかけを取り付けました。後はアンテナ線を気が済むまで張って完成!


 アンテナ線は鮎釣り用の金属テグスを使いました。0.08号で直径はなんと0.047mm。これだけ細いと遠目には分かりませんね(^^;


 プラモ棚は他にも小物が入っているので開け閉めが多くタマに半開き状態。定期的にプラモの埃払いをしているけどWLだとパーツを破損する恐れが。できれば密封できるケースを用意したいけど取り敢えず\100ショップで確保した小物入れに納めています。船腹より一回り太いプラ板を船体にマスクテープで留め、そのプラ板をケースに留めてあります。