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2019/2/24 日本を変えた千の技術博(Jan. 2019)

 休日出勤の振替が取れたので終了間近(3月3日迄)の展示会に行ってきました。会場は上野の国立科学博物館。今回で4回目の来館です。 いつに間にかネットでチケットを買ってスマホで入館できる今時なシステムになったんですね。音声ガイドもスマホで聴けると便利なのになぁ。


 メートル原器のレプリカ。技術の原点は正確な計測ですね。


 当時使っていた尺も原器があったのは言われてみれば当然。明治18年のものだそうです。


 メートル原器やキログラム原器を較正にだすときに使った保護容器。250mの耐水性もあったようです。


 ハンドルを切ったら前輪が足にぶつかるだろうと思う自転車。


 帯締め用組ひも機。これだけの数の糸を一定の張力をかけて組めるのは驚き。


 もともと科学博物館に展示していた古いエレベーターだけど、閉鎖区域になってマネキンごと忘れ去られていたのが発掘されたそうです。


 ベルの電話機のレプリカ。これが今やスマホになったのね。


 国産初の電話機の送話器(左)と受話器(右)。


 錫箔蓄音機。


 エジソンが明治天皇にあてた蓄音機。


 今では半導体に記録されるけど、思想は変わっていませんね。


 1880年代の綿糸フィラメント(左)と竹フィラメント(右)の電球。竹の方はエジソンからの贈答らしい。




 行灯を実際に見るの初めて。障子紙の間接光だったのね。


 結晶からの切り出し方で振動が変わることは聞いていたけど、絵で見たのは初めてでした。


 スピーカーやメカトロ部品に欠かせない磁石。NEOMAX社(現日立金属)のネオジム磁石は最強ですね。


 懐かしい馬蹄型磁石の巨大版。


 この形の炊飯器は幼少の頃に思い出が。。。




 1904年製(左)と1909年製(右)の乾電池。


 右は無線機用に使われていたもの。無線機自体も大きかったんでしょうね。




 軍用の機器かと思ったら。。。


 なんと高速カメラ(・_・)。巨大なフライホイールを内臓し、外部から接続したモーターなどで回してフィルムを高速で安定した速度で巻き取るらしい。


 栄エンジンを間近に見られる貴重な機会!








 ヴァンケルエンジン(ロータリーエンジン)を量産車に搭載して成功を収めたのは何と言ってもマツダですね。しかもコスモスポーツのスタイルは今見ても美しい。


 理論的には効率の良い機構も実用的に動かすのは相当な技術が必要だそです。


 横から見るとボディがすごく薄べったいのがわかります。


 これもエンジンの一種なのね。祝!はやぶさ2リュウグウ着陸。


 プラモの製造に欠かせない射出成形機。ドイツからUボートで輸入されたこのマシンは日本の機器の始祖となり、化学遺産に認定されています。


 セルロイド製品がこのように作られているのは考えてみれば当然だけど、見ると感慨深い。雄型、メス型の間に2枚のセルロイド板を挟んでから型を熱し、間に空気を吹き込んで成型するとのこと。


 ピンピン玉も昔はセルロイドでした。


 温もりがあって加工しやすいセルロイドは色々な製品に使われていたのですね。


 遺伝子操作で巨大蚕?と思ったら、ただの模型でした(^_^;。


 光る繭は一昨年のニュースで取り上げられましたね。


 関東大震災の揺れ再現機。揺れの振幅をリング外側の金属線材の蛇行でレコードの溝のように記録してあって、蛇行に合わせて台座が動く仕組みだと思う。


 渋いマシンがあると思ったら。。。


 だそうです。


 メンテナンスなしの当時のままでしょうか。中も見たかったな(^_^;。


  大きなスパイラルアンテナがあれば鉱石ラジオでも結構鳴ってくれるんですよね(^_^。


 小型船舶用のレーダーアンテナ。


 エッチンパーツでWLシリーズをディテールアップした2号2型電探の取説。


 今は地デジアンテナとしてメジャーに使われているけど、大戦時は日本で理解されずに敵国が利用していた八木アンテナ。


 昭和レトロな電話機は彩りが可愛いですね。


 妙なものがありました。


 「イ」の字を映したものでしょうか?


 日立の大型コンピューターHITAC!


 話には聞いていたけど、実際に見ると、すごい!




 人の神経線維より複雑じゃないのか!?


 マイコンのCPUの元祖といえばインテルの8080A。


 日立のベーシックマスター。これは68系のマイコン。


 NECの16ビットマイコンPC9801。大学の研究室ではお世話になりました。キーボードの白い跡は備品シールが貼ってあったんだろうなぁ(^_^;。


 初めて実物を見た腕コン。見かけは今のスマートウォッチと変わらないのね。特別展はここまで。以下は常設展の内容です。



 特別展の入館料で常設展も観られるので行ってみました。TK-80は中学時代に同級生の古屋君が持っていて、休みの日にはインベーダーゲームで遊ばせてもらいました。この時の楽しみが理工系の大学でコンピュータ関係を学ぶ切っ掛けです。



 電機メーカーが売るために開発したのではなく、自社製品の設計のために作ったとは驚き。




 仕組みはわからないけど面白そう。


 動作原理を知りたい。。。


 複座式の零戦練習機は以前と違う場所に移動していました。


 エンジンを見せる展示は博物館的だけど、やはりカウリングがあった方がいいなぁ。


 浅田電球製作所のエジソン電球が展示してありました。同じものを持っていると思うとちょっと嬉しい博物館級の逸品(^_^;。