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照明スタンド


 分   類  照明スタンド
 形   式  Globe type, M size, E26



 近所のららぽーとに入っている店をのぞいていたらレトロな電球を発見。実はGEヘルスケア・ジャパンのロビーに展示してある竹フィラメントの電球を見て気になっていたので思わず確保。今後の照明はLED化されていくので嗜好品的な位置付けになっていくんだろうなぁ。


 転倒防止のためソケットを模型用の展示台にネジ止め。ソケットにはスイッチが付いていなかったので、電源コードの途中に配置しました。


 無垢の展示台にはオイルステインを塗布してみました。木目が良い具合に浮き出てくれました(^_^。


 フィラメントの明かりって癒されますねぇ。ただこの電球のガラスがあまり綺麗じゃないのが残念。Made in Japanを探してみようかな。(記 2015/12/20)


 これがGEのロビーにあった竹フィラメントのエジソン電球。2年ほど前に見かけた時に浅田電球製作所さんが復刻していることが分かっていたんだけど、土日祝日は閉店しているので寄る機会がありませんでした(;_;)。そこで前出のタングステンフィラメントの電球で所有欲を満たしていた次第。
 そんな中、たまたま代休をとった時に近くに行く用事があったので期待を膨らませて訪問。しかしお店の方にお話しを聞いたら衝撃の事実が。なんと竹フィラメントを復刻した社長の浅田さんは一昨年に他界されたとのこと。思い立った時にすぐに伺っていたらお会いできたかもしれなかったことに後悔。ご冥福をお祈りします(-人-)。そして手作りのためただでさえ希少な竹フィラメントの電球は...実はお店の方にいろいろと手を尽くして頂き、なんとか1個譲って頂けましたm(_ _)m。


 希少な竹フィラメントの電球。フィラメントが綺麗にカーブしています。タングステンフィラメントは細くて柔らかいためか支持竿に張っている構造に対して、竹フィラメントは太く固そうで自立しています。


 点灯すると柔らかいオレンジ色の光を発してくれます。70Wと聞いていたので忘れないようにマジックで記しておきました。その後の実測でも確認。ちなみに電球のガラス面で計った明るさは620ルクスと暗めで、カーボンフィラメントから発する光は照らすよりも観るのに適していますね。


 左の電球が竹フィラメント、右はは綿製のフィラメント。通常の綿フィラメントは後述のように二重に巻いた形状で、これはお店の方が「(竹)もどき」と呼んでいました(^_^;。


 「もどき」を点灯したところ。竹よりもフィラメント自体が細いので灯っている光もシャープな感じ。フィラメントは振動でかなり揺れます。これは40Wで500ルクス。


 竹フィラメントの電球の製造工程を記した説明書も頂きました。ガラス内部の真空引きは下部に付けたパイプから行うのですね。と言うことは頂部の尖りはイミテーション?


 文章説明も頂きました。理論上では70Wのフィラメントは抵抗値は点灯中の発熱時で約140Ω。炭素の抵抗率は1.64×10-5Ωmなので、これらを元に太さと長さを決めているハズ。点灯して発熱すると温度係数(-.0005)が効いてくるので抵抗値は大きめになるわけで、実測値は室温で約200Ωでした。


 これは小さくて可愛い綿フィラメント電球。これは在庫がまだ幾つかありました。


 30Wと消費電力は小さめだけどフィラメントが二重になっていて、計ってみると1800ルクスと結構明るく灯ります。ちなみにららぽーとで購入した丸い形状のタングステンフィラメントの電球は40Wで2400ルクスとさすがに照明効率が高いですね。綿フィラメントは腰が柔らかいため磁石を近づけると揺らめくと聞いたので試してみると...本当にフィラメントが振動します!フレミングの左手の法則ですね。交流なので振動するわけで、へたに共振してしまうとフィラメントが破損するかも知れないので要注意です。

 カーボンフィラメント電球の灯りを今の時代に残してくれた浅田社長さんのご冥福を心よりお祈りします。(記 2016年4月24日)