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HONDA PRELUDE 3rd Si TCV (FUJIMI 1/24)








































 すでに一台作っていた三代目プレリュードは愛車だったSi TCVとはフロントグリルが異なる初期Siのキットでした。当時はプラモ弄りに出戻って日が浅く仕上がりも酷かったので約20年ぶりにリベンジです。


 製作の資料になった三代目プレリュードのカタログ類。左下の見開きはSi TCV横長版、右上は縦長版、右下はXX Special Edition、左上はアクセサリー、上中はモーターファン別冊です。実はSi TCVを購入したのは四代目の仕様が明らかになってから。四代目はリトラクタブルヘッドライトの取り止め、革新的?なコンビーネーションテールライトとコンソールパネル、割り切った後部座席など、若かった私には受け入れることができず、まだ手に入る三代目を探しにいくつかのディーラーを回って売れ残っていたSi TCVを45万円引きで手に入れました。


 初代から四代目までのプレリュード。色違いで楽しむ予定です(^_^。


 3台確保してある三代目はグラナダブラックパール、フェニックスレッド、フロストホワイトのカラーで作り分けする予定。グラナダブラックパールは一作目に塗装したけど、仕上がりが酷いのでジュネーブグリーンパールに再塗装して、「なんちゃってStates」に仕上げようと思います(^_^。


 このキットの修正箇所は主張が強いパーティングライン。ボディ上部左右の先端から後部に渡って浮き出ています(- -;。


 ボンネットサイドにもパーティングライン。いつものようにナイフでカンナ掛けして大まかに削り、紙やすりで整えます。


 全体にあるヒケを平し、サーフェイサーの食い付きをよくするために一皮剥きました。写真では凸モールドになっている「H」のエンブレム部分は残してあるけど、メタルシールを手に入れたので、この後ツライチに平しました。


 経年変化でか、ルーフ前部が凹んでしまっています(- -;。サンルーフやウィンドウパーツを接着することで本来の形状になることを期待。


 今回の製作で一番やりたかったのがフロントマスクの改造。下段の初期Siのキットパーツはバンパー下部に大きなグリルとフォグランプが納まり、上部はスモールランプの横にウィンカーランプがボディサイドに回り込むように配置されています。Si TCVでは内側からフォグランプ、スモールランプ、ウィンカーランプがコンパクトに配置されていて、グリルは薄く2段化されています。何とか再現したの上段のパーツ。そこそこ雰囲気が出たと自画自賛(^_^;。


 Si TCVのテールスポイラーは薄く、支持部が3点から4点に変更されているのを再現しました。


 通常のキットのようにタイヤハウスのカバーがないのでマッドガードと一緒に作ってみました。ただ、これを取り付けると組み説通りにシャーシーに接着したインテリアパーツが干渉して組めません。インテリアパーツをボディ内に置き、シャーシーを取り付けながらインテリアパーツをシャーシーに接着するという曲芸が必要になりそうです(- -;。


 0.3mm厚のプラ板で作ったら薄すぎて作業中に破損しやすいのが難点。すでに2回修復したけど、ボディの研ぎ出し後までに原型を留めているかな。。。


 一作目のエグゾーストパイプは左下のようにプラパイプに置き換えただけでしたが、今回は実車同様に真鍮パイプで二重化しました。TCV仕様車以外は右上の様にシングルの真鍮パイプのみで差別化します<単に手抜き(゜o゜)\バキ。


 WAVEのCラインをナイフの刃で転がしてカットしていたらミシッと音がして裂けてしまいました。ど〜いうこと!?(-"-)。


 ドアの内装パネルを見ていたら違和感が。何と開閉レバー部が左右逆にモールドされています。あまり見える部分じゃないけど、せっかくのTCVに間違いがあるのは気に入らないので、切り取って左右を入れ替えました。


 カタログ写真のようにドアロックボタンが開閉レバーよりフロント側に位置するようになりました。


 肝心の部分がピンボケだけど、ドアレバー部にWLのエッチングパーツの余りを貼り、金属感を出してみました。(これは上の写真と反対側のドアです)


 バケットシートの形状は悪くないけど、派手なパーティングラインがあるので消してあげます。


 運転していた時のリクライニングポジション(キットより寝かせ気味)に合わせるように、一度切り離して接着しなおしました。サイドサポートの幅調節用のダイヤルやランバーサポートの硬さ調節用のレバーをブラ板の切り出しで再現しています。


 シート裏の中空はエポパテで埋めました。あっ、シートポケットを再現するのを忘れた。


 キットのサイドブレーキレバーは停車中を再現しているけど、どうせ作るなら走行中だろう!ってことで根元を切り取って水平近くになるようにしました。


 あまり違いがわからないけど、シートは少し紫がかった艶消し黒で、ダッシュボードなどのプラ部分は濃い目の半艶グレーを調色して塗装しています。フロアマットはワックス仕上げ用の毛の細かい布を黒塗装して、見えやすいフロントのみ置いています。


 サイドブレーキレバーのボタンはメッキパーツの切り出しに付け替えてみました。


 コンソールパネルのカバーは薄く加工。


 メーターパネルの色が黒じゃなくて気に入らないけど、デカールを上手く切り出す自信がないので我慢です。とりあえず実車同様に透明パネルを塩ビ版で再現しました。


 ハンドルの「H」エンブレムはメタルシールを貼ってUVジェルクリアでコートしました。光の反射で汚く見えるけど、実際は割と綺麗に見えます(^_^;。ハンドルとシフトレバーは革製なので黒で塗り分けています。


 普段、小物の塗装にはパーツを固定した竹ヒゴなどをタミヤのペインティングスタンドに挿していたけど、3台同時並行で内装パーツを塗装するのに間に合わない。塗装ベースなるものが市販されているけど、家に転がっていた段ボール箱を加工して作ってみました。


 市販品より穴の数はかなり少ないけど、十分に機動力があります(^_^。


 このキットのホンダのエンブレムは凸モールド。最近のキットはメタルシールで本物っぽく仕上がるので、できればこれを使いたい!取り寄せを考えていたけど、念のため検索してみたら。。。


 ちゃ〜んと市販されているのね(^_^。ありがたい世の中だなぁ。


 同時作業中のシャーシー。純正ホイールは小さい14インチなので、フジミの別売ホイールに換装します。このTCVには17インチのワイヤーメッシュナロータイプをつけることにしました。愛車は安いホイールを付けていて、BBSとかに憧れていたので、プラモでは妄想を実現します(^_^;。


 内装の天井側は明るめのグレーなので、塗り分けてボディー塗装前にマスキングしておきます。


 ブラックサーフェイサーの荒れを平して塗装待ち。


 処分した愛車の形見。エンブレムが残っているのはホノルルで買った「なんちゃってアキュラ」のエンブレムに交換していたから(^_^;。


 色違いでいくつか買ってきて、当時はいろんな物に貼っていました(゜o゜)\バキ。


 今回は初めてウレタン塗装のクリア仕上げに挑戦しました。ウレタンは本剤と硬化剤の配合を正確にする必要があるようなのでデジタル秤を調達。


 車体色はグラナダブラックパールです。まずはウィノーブラックで全体を塗装しました。


 1000番程度の紙やすりで表面を平しました。この上に茶系のパール粉末を溶かしたクリアを塗装してグラナダの赤茶色の砂の雰囲気を再現します。


 ウレタンクリアをコートしたところです。ヌメっとした輝きが出ています。


 艶はでているけど微妙に凹凸があるので平します。


 一度コンパウンド仕上げをしたけど徐々に曇りが出てきたので、コバックスを3000番まで使って再度一皮剥いてコンパウンドで念入りに仕上げました。今度は艶が持続するようになりました。


 期待通りの艶です(^_^。


 実車と同じような赤茶色のパールが再現できています(^_^。


 あまり目立たないけど窓枠部を艶消しブラックで塗装。


 実車のルームミラーは天井部からフロントガラスに突き出ているので真鍮線で軸を伸ばしました。


 リアガラスのヒーター線はオレンジ色だけど、凸モールドを弄るのは危険なので、基部のみ塗装で再現しました。


 ウィンカーのサイドマーカーをうっかり廃棄してしまった(゜o゜)\バキので、予備のキットから透明レジンで複製しました。うまく作れるまで練習が必要でした(^_^;。


 フロントガラスのシェードの縁がくっきりしすぎちゃったけど、この後茶系のクリアで内部を塗装してブロンズガラス風にした時に馴染んでくれてうまくボカすことができました。


 スモールライトやフォグランプを仕込みました。


 ナンバープレートはヨーロッパ風なものを作ってみました。薄いプラ板にミラーフィニッシュを貼った上に自作デカールを貼っています。


 愛車にも取り付けていた電動ポールを再現しました。真鍮パイプにミラーフィニッシュを巻き付けています。


 向かって左側のフォグランプが浮いています(- -;。あとで直さなくっちゃ。


 TCV用に透明レジンで自作したリアガーニッシュは型の模様抜けが甘くて斑らになったり、透明ボンドがはみ出て汚くなってしまいましたが、目立たないように飾ります(^_^;。


 最後の仕上げはかなり妥協となりましたが、これ以上は気力が続かないので良しとします。