9/7 サンダーボルト製作記
このプラモもワイキキで確保したもの。後方視界の良いバブルキャノピーになる前のレイザーバック型。 ランナーは枠型ではなく切り取られた状態で袋詰めに。カウリングには桁が残っていて切り取って整形する必要あり。 P-40のキットほどパーツの変形はないけど、パーツの精度はあまり良くない。凸モールドは大雑把でP-40の様な精緻感はない。マシなのは肉厚があるので整形しやすいことかな。 まずは陸軍機の基本色で塗装。白線やノーズアートの下地は塗装で表現しました。 デカールを貼ると意外に格好良い! プロペラはエンジンの裏から軸と接着するだけで、エンジン部もカウリングを縁だけで接着する仕様。これだとプロペラが外れたら軸が内部に落ちてしまうし、プロペラを押したらエンジンごとカウリング内に外れてしまい、再接着にはカウリングを外す必要がある。そこでプロペラ軸の裏側にジャンクパーツを取り付け、エンジンを固定する爪をカウリングに貼り付けました。 機体に平行なアンテナ線は取り付け部に0.2mmの穴を開けて取り付けました。斜めのアンテナ線の機体側はエッチングパーツでP字形になっている部分を切り出して埋め込み、穴にアンテナ線を通して固定しています。 翼端灯はモールドだったのでヒートプレスでスクラッチしています。 キャノピーを乗せたら隙間が空いてしまうのでクラフトボンドが乾くまで押さえています。 8/19 タイガーシャーク製作記 このキットはかつてワイキキのアーミーミュージアムに行った記念に確保した中の一つです。 昔ながらの凸モールドでプラ自体は柔らかめ。 モールド自体は細かいんだけど、肉が薄くてハメ合い部分がピチッとは行きにくそう。 飛行機プラモの鬼門である機体と翼の合わせ目。案の定カーブが合わない(--;。 左翼側は翼の上下パーツが合わないし、胴体とはかなりの隙間が。。。 上反角ではなく下反角(゜o゜)\バキ。 左右これだけの数の排気管を真鍮パイプに置き換える気力はないのでチマチマと穴開けしました。 果たして上反角は回復するのか? それとも元々なかったのか(゜o゜)\バキ。 多少なりとも上反角を確保できたので良しとする。 デカールはかなり黄ばんでいました。日に晒しておけば薄れるらしいけど、すでに貼ってしまったので、できるだけ切り取ることにします。 機体内色はジンククロメイトだけど、間違ってクロメイトイエロープライマーを塗ってしまいました(--;。気を取り直して上塗りします。実機通りにプライマの上に塗ったという事ね(^_^;。 キャノピーのマスキングを外してプロペラと共に取り付ける一番楽しいひと時。画竜点睛ね(^_^。 P-40はサメの歯のマーキングが定番みたいだけど、趣味に合わないので地味に仕上げました(^_^;。初期の星には赤丸が入っていたのね。 日本機用の照準器だけど構わずに取り付けてみました(^_^;。 鼻先きのある穴は歪んでいたので真鍮パイプを仕込んだけど、仕上げが雑すぎた(゜o゜)\バキ。 翼端灯は翼上面にあるのね。今回は塗装で表現しました。 8/15 デバステータ製作記 残るミッドウェイトリオは艦上攻撃機のデバステータ。エッチングパーツのライオンロアブランドをもつ中国グレートウォールホビー社のキットです。ボックスアートはまさに赤城を雷撃しようとしている構図。 エッチングパーツや透明パーツのマスクが同梱されている意欲的なキット。ただ評価できるのは意欲だけで精度がないのでほとんど使い物にならない(--;。マスキングは形状が合わないし、糊が弱いので全く使えません。デカールも硬くてデカールフィットを使っても馴染んでくれませんでした。 本当に意欲だけは素晴らしく、箱と同じイラストがクリアホルダに入れられて同梱されていました。 このキットは翼を畳んだ状態も表現できます。そのせいか開いた状態で先端の翼を固定する強度が心許ない(--;。 タミヤのキットのように見えなくなる部分にまで軽目穴が表現されています。ここはどうでもいのになぁ(゜o゜)\バキ。 仮組みしてパーツの擦り合わせに時間がかかったけど、サフ掛けまでくると一安心。 このキットも後部に機銃を載せるので一応資料を調べて塗り分けをしておきます。 エンジンの配線はエッチングパーツがあるけど、そのままだと1気筒分だけ位置が合わなかったので切り取って適当な位置に再配置しました。 一度黒く塗装してから各色を立ち上げていきます。 コクピットのマスク用に閉状態のキャノピーを被せてから基本塗装を施しました。 付属のデカールは硬くて軟化剤を使っても馴染まず、蒸しタオルで押し付けていたらヒビ割れていました(--;。ここはタッチアップで修復。 プロペラ先端の三色は隠蔽度の高いクールホワイトをベースに黄色を全体に塗ってからマスクして青、赤を塗りました。 飛行状態で展示するため、重心を考慮してベースに取りける穴を魚雷に開けました。 赤く塗ったボンベが模型映えします(^_^。ボンベの位置は開いたキャノピーと干渉するのでずらして取り付けています。 後部キャノピーだけ開状態にするので、閉状態のキャノピーの後部を切り離しました。残った最後部に2枚の後部キャノピーを収めなくちゃいけないんだけど、キットの開状態用の後部キャノピーですら若干薄い程度でうまく収まりません(--;。 仕方ないので久々にヒートプレスに挑戦。キットのキャノピーを型にして電熱器で熱してテロテロにした塩ビ板を押し付けて製作しました。内側に重なって目立たない部分なので適当で十分(゜o゜)\バキ。エッチングパーツの弾帯は付けてみると意外にリアル(^_^。 アンテナを張り線して完成! 結構ボリュームのある機体で見応え十分です(^_^。 8/13 ドーントレス製作記 米軍機の製作第2号はミッドウェイトリオの爆撃機ドーントレス。幾つかのメーカーからキット化されているけど、アキュレイトのキットは特徴的なダイブブレーキがディテール良く表現されています。神保町の地球屋さんで15年前に確保。 アキュレイトのキットはマニアックらしいけど、それを補完する詳細な組み説があります。 各パーツの機能説明、塗装説明、位置合わせが詳しく説明されています。 取り敢えずは仮組み。ハメ合いは良好です(^_^。 胴頂部の標識灯?は後で切り取ってクリアパーツに置き換えます。 翼端灯も同様に換装予定。 オイルクーラーのグリルはエッチングメッシュに置き換え。一度プラ板に貼り、機体形状に合わせてプラ板を整形します。 複座のコクピットはパーツがいっぱい。干渉を確認しながら接着していきます。特に後部座席の機銃座は要注意です。普段飛行機プラモはフォルム重視でキャノピーを閉じた状態で組むことにしていて、コクピットは適当(゜o゜)\バキに仕上げています。後部機銃を載せるドーントレスは開状態になるので後部コクピットが良く見えるけど、特に手を加えなくても十分なディテールです(^_^。 エンジンも最低限の塗り分けのみ。 この機体もミッドウェイ海戦時のツートーン塗装に仕上げます。 他のキットと同様にキャノピーは閉状態と前後開状態の二種が付属。ただ今回は後部のみ開状態にしたいので、閉状態キャノピーの後部を切り取って、開状態後部キャノピーを利用しました。プラは実寸縮尺よりも厚みが必要なので干渉部分を削り込みながら(無理矢理に)押し込みました。 キャノピーやダイブブレーキなどを塗り分けていよいよ最終組み立て。 星条旗のデカールを貼ると一気に米軍機になります(^_^。この当時は翼の左右に星条旗があります。 米軍機のフォルムって今まで無頓着だったけど、完成した機体を眺めていると意外に魅力的な曲面で構成されていて面白味があると気が付きました(^_^。スピナーは赤塗装だけど、すぐに剥がれてきたと言うので表現してみました。 ピンボケだけど、クリアパーツで置き換えた翼端灯。翼表面にも良く分からない突起があったのでクリアパーツにしてみました。 後部機銃には余っていたエッチングパーツの照準器を取り付けています。 アンテナ線は1/700艦載機のエッチングプロペラを取り付け金具にして張りました。 ダイブブレーキはフォルム重視で下側だけ開いた状態にしてみました。これだけ薄く、穴も貫通したパーツがデフォルトなキットは珍しいかと。 8/11 ワイルドキャット製作記 米軍機の製作第1号はミッドウェイトリオの戦闘機ワイルドキャット。なんとなく民間機のようなフォルムだけど、シンプルなラインが質実剛健なアメリカらしい!? タミヤのキットなので仮組みもチャチャっと形になります。 翼内の機銃は残念ながら翼と一体のモールド。神経使って穴開けするより潔く真鍮パイプに置き換えます。 単座戦闘機で後方視界の悪いキャノピーは窓枠が少ないので魔のマスキング作業も許容範囲(^_^;。 あっという間に基本塗装。ミッドウェイ海戦時のツートーンです。 脚を組むのがちょっと面倒だったけど、艦模型に比べたら超お気楽な組み立てですね。 真鍮パイプに置き換えた翼内機銃。 スピナーが被っていないプロペラの軸は何か間が抜けているなぁ(--;。 翼端灯はWAVEのHアイズを利用。 尾灯も置き換えたけど、取ってつけた感(^_^;。 帝国海軍機は墨入れや汚し塗装を念入りに施したけど、米軍機はロールアウトしたての設定で、形状を楽しめれば良いことにします(^_^;。 8/10 読み応え十分な模型本 ここ数ヶ月は週末の変則出勤が連続していて、少ない時間をプラモ作りに集中していました。最近は手間の掛かる艦船模型を卒業し、飛行機模型に集中しているのでペースが早く、8月で例年の平均完成数12個を達成。このお盆休みにできるだけ製作記を書いていこうと思います。 さて、写真は最近見つけたプラモ本。昨年までのホビージャパン誌のコラム8年分をまとめた物とのこと。この手の本はボックスアートや完成品の写真を多く掲載してちょこっと解説を載せているのが多いけど、この本は見開き2ページの右側にオリジナルなイラストを中心に図解を配置し、左側はびっしりと蘊蓄が披露されていて読み応え十分。取り上げられているキットも自分が幼少からプラモを一度卒業する中学の頃のもので、一番ノスタルジーを感じる時代のもの。 |