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2015/1/1 自由学園明日館 (December 2014)


 2013年末にTV東京の「美の巨人達」で紹介されていた西池袋にある自由学園明日館。温もりのある建物は癒されますよね。放送を観てから行く機会を窺っていたんだけど、年末休みに時間があったので寄ってみました(^_^。高層ビルを背後にしながら独特の低層造りがホッとする空間を作っています。


 冬晴れの夕方、日が沈む前の僅かな時間だったけど、暖かな空気に包まれていました。受付の方が気さくで「良い日差しですね」などと会話しながら見学を始めます。


 木のドアに今どき懐かしい真鍮製の丸ノブが迎えてくれます。前方後円墳型の鍵穴を見るのは久しぶりです。防犯のためにシリンダ錠も付けていますね。


 各教室のドアも一緒。


 中央にあるホールの中二階から特徴的な窓から外を眺めると。日本にいることを忘れそうです。


 ホールの様子。この空間は静かな雰囲気が似合います。二人連れのご婦人が大声で長時間話していたのには閉口(--;。


 この建物は10年程前に大規模改修されて動態保存されるようになったとのこと。改修の際に古い壁の下から発見されたのが、当時の学生達が製作した「出エジプト」を描いた壁画。色彩は当時のままだそうです。


 見学料400円に+200円で飲み物(珈琲or紅茶)と菓子(クッキーorパウンドケーキ)が付きます。珈琲、ケーキとも美味しかったです(^_^。


 建物のうんちく。


 会議室Rm1925の様子。灯りが無い当時を体験するため電灯は点けていないとのこと。自然の明かりで学ぶのも良い経験かも。曇りや雨の日は読み書きではない授業にするとか臨機応変だったのかな。


 柱もお洒落ですね。


 大教室の様子。良く磨かれた木の床が心地良い。


 黒板側を見た構図。こんな学舎で授業ができると教える方も楽しそう(^_^。


 創始者の羽仁吉一・もと子夫妻は石川武美らと主婦の友社を創立したとのこと。主婦の友は御茶ノ水勤務時代に職場の近くにあって、持ちビルの中の店には良く通ったなぁ。


 本館と共に見所が通りの向かいにある講堂。ライト氏の弟子である遠藤新氏による設計とのこと。


 構内は大広間を中心に左右に空間があります。


 その造りの説明がコレ。なるほどねぇ。


 説明通り、左右の空間は一段高くなっています。


 ステージの反対側に階段があって、二階には階段状の空間があります。


 二階から広間を見下ろした構図。


 二階からは外のバルコニーに通じる階段が。


 バルコニーから眺めると、目の前の大きな木には実がなっています。


 外に出て、あらためて木を撮ってみます。調べてみるとミズキ科のハンカチの木らしい。あの特徴的な花が咲いていたら分かっていたかな?


 外から見ると広い広間部分はあまり目立たなくて、バルコニーが立派に見えます。


 通りの西側から見た構図。この小道は落ち着いたお洒落さがありますね。


 ミュージアムなどに行くと必ずと言っていい程、ショップで記念の品を求めてしまう(^_^;。ここにもショップがあったので立体カードをお土産にしました。