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1/3 松江・出雲(December 2012)

 去年の12月に大学時代の先輩との仕事で松江に行く機会がありました。東京からの客の扱いに慣れている先輩はいくつものノルマを効率的にこなし、空き時間に松江城へ(^_^。宍道湖に臨み低い堤のお堀に囲まれた佇まいは親近感と風情が重なり、心落ち着くものがあります。


 400年の歴史を持つ松江城は幸いも保守を続けながら木造の天守閣がそのまま保存されています。見かけは立派でも鉄筋コンクリートでエレベータまで設置されている城の天守閣とは存在感が断然違いますね。


 石垣も立派ですね。


 未加工の自然石を使った野面積みの石垣も残っています。何だか今にも崩れそう(^_^;。


 天守閣から望む宍道湖。やはり高いところからの眺めって良いものです(^_^。


 夕日がすばらしい宍道湖の嫁ヶ島。この日は曇り時々雨だったので夕焼けをバックにした風景を見ることは鼻から諦めざるを得ませんでした(--。次回訪れる時の楽しみに取っておきます。


 出雲富士と呼ばれる大山。裾野が広がって綺麗な山です。


 土産屋をのぞくと松江城のプラモが!童友社の製品で島根県限定の冬景色パッケージバージョンです。散々迷ったけど、最近のプラモ熱の低さでは自粛の気持ちが勝ちました(^_^;。
 この日のランチは松江市内で出雲蕎麦、夜は松葉ガニ尽くしを堪能。「李白」や「豊の秋」という地酒も旨かったなぁ。地元の知り合いがいると安心して楽しめるのが良いですね(^_^。ちなみにご馳走になった出雲蕎麦は松江市内の「岡本」で。この店は駅からちょっと遠いけど、民家のような佇まいで風味あふれる蕎麦と濃いそば湯が魅力でした(^_^。


 翌日は仕事もない土曜日だったので心置きなく出雲参りへ。映画にもなった一畑電鉄で「しんじ湖温泉」駅から「出雲大社前」駅まで急行で45分の旅です。シーズンオフのため2両編成の車内には5,6組みの乗客のみで乗降客もほとんど無く、とても静か。途中は宍道湖の湖岸を走るので座席に座って観る景色は船に乗っているみたいで、ちょっと船酔いしそうな感じになりました(^_^;。


 急勾配値でもないのにこの駅でスイッチバックするというアナウンス。後で調べてみると、かつて出雲駅からこの駅を経由して一畑薬師まで路線が延びていて、その後にしんじ湖温泉からの路線が「Y」字状に接続していたとのこと。戦時中に一畑薬師への路線が鉄材供出で廃線になって「V」字部分が残り、レールを敷き直すことなくそのまま使っているらしい。


 終点の「出雲大社前」駅。モダンレトロな可愛い駅舎です。


 着いた時には気付かなかったステンドグラス(゜o゜)\バキ。ガイドブックに載っていたのであらためて見上げたらありました(^_^;。


 ほぼ一時間に一本の運行。運が良ければ2本の時間帯もあり。


 この車両にも乗りたかったぞ。


 隣にはかなりレトロな車両が!


 この車両は展示車両で入場券なしでも自由に観覧できるという粋な計らい(^_^。折しも駅隣接のカフェで結婚式を挙げるカップルがいて、親族の待合室に使われていました。


 合間を縫って車内を撮影させて貰いました。


 昔の車両はシンプルな機材の運転席ですね。調子が悪いとすぐに原因が分かりそう(^_^。
 売店で確保したプルバック。左手前は記念に貰えた乗車券で改札は未だに挟みでした(^_^。右手前は硬券の入場券。


 ガイドブックを眺めていたら、配線となったJR大社線の駅舎が保存されているとのこと。徒歩で20分ほどなので足を伸ばしてみました。明治末期から13年前まで使われていた駅舎は老舗旅館のような佇まいです。


 大きな写真はこちらをクリック


 プラットホーム側の構図。


 レールも残されていて、端のほうに黒い車両が!


 なんとD51が展示されている!!!


 炭水車も一緒に残っているのは嬉しい。なんだか今回の旅は下手な鉄博に行くよりも濃いぞ(^_^。


 今回の旅のメインイベント(゜o゜)\バキが出雲大社参り。駅から向かうと勢溜の鳥居に辿り着きます。


 日本一の大きさを誇る大鳥居は駅の反対側で坂を見下ろす先にあります。


 勢溜の鳥居は一番高いところに設けられていて、ここから先は低くなり「下り参道」という珍しい造りになっていました。


 現在は「平成の大遷宮」の最中で御仮殿で参拝。


 綺麗に保守され、遷座を待つ本殿前の門の一部。


 言わずと知れた「いなばの白ウサギ」(^_^。


 この日のランチも当然ながら出雲蕎麦(^_^。観光案内所でお薦めの店を聞いて「やしろや」さんへ。こちらの蕎麦は昨日の「岡本」さんと比べて上品な感じでした。右の器は同行者と半分に盛りつけて貰った「釜揚げ蕎麦」。冷水で洗って締めていない、茹で上げたままで頂く蕎麦で、そのまま食べるとそば湯ごと口に入るので濃厚な蕎麦の香りを楽しむことができる逸品(^_^。生蕎麦を茹でて食べる機会があったら是非お試しあれ。


 モトローラ携帯のピンぼけカメラで撮ったご当地ゆるキャラ「しまねっこ」。縁結び空港で迎えてくれます(^_^;。