Dresden (Septemper 2008) 第二話「マイセン散策」
時間の取れた日があったので陶磁器で有名なマイセンへ.マイセンへは鉄道を使うと40分ほどだけど,エルベ川沿岸の街なのでドレスデンからは遊覧船でも往復できる.ただマイセン行きは川を下るので所要時間は2時間だけど,逆は4時間.帰りは鉄道を使うのが賢明. マイセン往復便は一日1便でマイセン行きはAM9:45発.渡航前にネットで調べ,市内のインフォメーションでも再確認.念を入れないと欠航だった時が悲惨だもんね.写真は出発前にタンクローリーから燃料を積み込んでいる様子. デッキの前のほうの席を陣取り,心地よい日差しと風の中で飲むのは勿論ビール(゜o゜)\バキ. この船は外輪船.喫水線上の外輪にはカバー掛けられていています(動画はここをクリック). エンジンのピストン部分(動画はここをクリック).観光用に綺麗に塗られています. 救命用のカッターももちろん装備. 船は一度上流に向かい,川幅の広いところで向きを変えいざマイセンへ.この間,ドレスデンの歴史的な建物の眺望を満喫できます. 新市街への橋をくぐるとドレスデンの街並みからお別れ...と思ったら.また桟橋に引き返し始めた.ドイツ語のアナウンスは意味不明だったけど,どうやら動力部に異常があるらしい.エンジニアが乗り込んできて点検を始めたけど,すぐには修理できないらしく,船を乗り換えることに(--;. 45分遅れで,再びマイセンに向けて出航!写真は改札の検印が二個ある記念の切符(^_^;. あまりスピードは出ていないけど,旗はなびいています(^_^. 変わった建物だと思ったら風車でした. 沿岸に見える風景はホントにのどか. 羊もいます. 小腹が減ってきたので,ドレスデン名物のチーズケーキの「アイアーシェッケ」の味を再確認.はやり軽い感じだぞ.オペラ座前のカフェよりも美味. お腹が満たされ,ウトウトしていたらマイセンに着いてしまった.船着き場はアルブレヒト城の真ん前. 高台にある城へは坂道と階段の連続.写真の真ん中にそびえ立っているのは大聖堂.城は左側に見えるオレンジ色の屋根の建物で,意外に小さい. 大きな礼拝堂に入ると,信仰深いヨーロッパに来たんだと実感. 城の模型.城の本体と大聖堂,そして右側の建家群で城を形成している感じ. 城本体だけの模型もありました.エルベ川への秘密の抜け道かな. 場内はほとんど石畳だけど,この広間は板敷き. 痛み防止のために靴の上から履くスリッパが用意されています.脱げないように引きずって歩くので,モップ掛けも兼ねているのかも(^_^;. ドアノブはそれぞれ凝ったものが取り付けられています. 鉄製の重い箱.宝箱?それとも... 床の隠し扉の下には階段があって,スタッフが利用していた.もしかしたらエルベ川への抜け道に繋がっているのかな. 城から見たエルベ川沿岸. 城を出ると2時を回っていたので,城内にあるビアホールで昼食. 無難に焼きソーセージのザワークラフト&マッシュポテト付き.アイスバインやシュバイネハクセも食べたかったけど,今回の旅ではメニューでお目にかかれなかった.もっとも最近は食べ過ぎなので,巨大な肉の塊は避けているんだけどね. ビアホールからの眺望.静かなヨーロッパらしい街並みはドレスデンよりも居心地が良い. 城から街に下りる小路.日本だと鎌倉みたいな雰囲気. 思ったより観光客が少なく,気ままな散策ができる街です. 広場ではビールを呑みながら各人がゆっくりとした時間を楽しんでいるよう. 模型屋を発見!秋葉の店のほうが安くて種類も豊富なのは,何回かの海外旅行で得た実感.ドイツでしか手に入らないものを探しているわけでもないので素通り(^_^;. 街中の広場から歩いて15分ほどでマイセン磁器工場に到着.かつては城内で磁器を製作し,その工程の秘密を守っていたらしい. ガイドツアーでは日本語のアナウンスが流れるレシーバが用意されているのが有り難い.カップや皿だけでなく,こんなフィギュアのようなものも沢山作られているのね.全て型があって,パーツ毎に成形して組み立てるという.まるでガレキだ(^_^;.器はロクロで概形を作製してから(動画はここをクリック),型にはめ込んでいた. 日本人の原型師も活躍していそうだぞ(^_^. パーツ割りの様子.焼き上げるので接着時には真鍮線の補強軸は使わない(^_^;. 細かい花びらは型どりしてから,手で微妙にまるめて接着.組み上げ師のセンスで一個一個に個性が出る. 絵付けの下絵は金属板のステンシルを使う. マイセン磁器独特の青い色用の絵の具.焼く前は緑色なんだって. 焼き上げると(5番)綺麗に発色.大きさは16%小さくなると言う. 青だけでなく色々な絵の具が開発されているのね. なんだか秋葉にいるような錯覚が(゜o゜)\バキ. トイレの便器がマイセン磁器ではなかったのが残念(゜o゜)\バキ. 帰りは鉄道を利用.とても寂しい駅で観光客は見当たらない.1時間に2本程度走っていて,地元客が15人ほど乗る程度. それでも2階建てのこんな綺麗な車両. この日の夜はスーパーで見つけたチェコのビール(ウルケル)で乾杯. |