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大和(Yamato, TAMIYA 1/700)
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昨年はフジミから大和型のいくつもの年代のキットが発売され、ピットロードからは輪切り構造の食玩も発売され、大和型に沸いた年でしたね。私にとって大和は気合いの入った赤城、加賀、最上とは違い、有名でデカくてなんとなく格好良いという程度の思い入れの艦です(゜o゜)\バキ。おそらく竣工以後、期待ほど戦艦としての活躍があまりなく、壮絶な戦いをして沈んでいった他の艦の後方で参戦していたのがランクを下げている原因かも知れません。 しかしながらタミヤの名キットとして新金型で登場したこの大和を作らないわけには行きません。思い入れが強くない分、キットの味を楽しむというスタンスで取り組んでみようと思います。 ストックが多いので、嵩を減らすためににパーツを切り出すとすぐに潰してしまいます。パーツは別の小箱に保管。開いた箱をみると何やら不思議な数字が。何かの管理番号だと思うけど、いちいち手書きしているので気になっています。 取り敢えず仮組み。機銃以外を組んだところです。さすがタミヤの新金型だけあって羽目合いがよく、修正箇所が少ないので組む楽しみに専念できそうです。専用のエッチングパーツ(ゴールドメダル社製)と砲身(クリッパーモデル)も手に入れているので、これだけでもかなり精緻な感じが再現できると期待。 エッチングパーツはかなり凝った構成。写真は艦載機のカタパルトで1〜10番のパーツは断面部のトラスです。ここまで再現してもほとんど見えないだろうに(^^; 艦載機用台車も上下2つのパーツで構成されます。ここまでやるなら菊花紋章もパーツ化して欲しかったなあ。 錨鎖はお決まりのミニチェーンに置き換え。鎖モールドを彫刻刀で削り取った跡が凸凹なのでプラペーパーを貼って誤魔化しました。ケーブルホルダは0.5mm真鍮線を甲板に突き刺し、頭に丸く抜き取ったプラペーパーを貼って再現。 プラペーパー製の紋章取り付け板の両脇に真鍮線をC字状に丸めたフェアリーダーを2個ずつ取り付け、塗装までテープを貼って保護します。 主砲の砲身はクリッパーモデルのアルミ製。防水布は付いていなかったのでエポパテで加工しました。ゴールドモデルのエッチングパーツは旧キット用のようで手摺りの取り付け角度が一致しません(;_;)。仕方なく途中で分割して合わせました。 艦橋部の機銃座ブルワークは目立たないのですが、甲板のブルワークは厚みが目立ったのでプラペーパーを付け直しました。舷外電路は大和は太めという設定で0.5×0.25mmのプラ棒にプラペーパーの細切りで留め具を再現しました。 大和・武蔵用のエッチングパーツは特に艦橋部に気合いが入っているようです。最上部で目立つ測距儀に全てのパーツを取り付けると全く違うキットのように見えます。エッチングパーツ以外のディテールアップは多数の双眼鏡の追加(延ばしランナー製)と22号電探先端を穴開けした程度です。 窓枠も専用のエッチングパーツがあったのに気が付かず手持ちのメッシュを使ってしまいました(--;。今まで巡洋艦と空母しか作っていないので戦艦の艦橋の大きさに感動。 高角砲の砲身は外径0.4mmの真鍮パイプ、シールド付きの25mm機銃の銃身は0.2mmの燐銅線に置き換え。それぞれ仰角を大きめにしています。高角砲の周りには射界制限枠を取り付けました。これがあると密度が増して見た目が格好良くなります(^^。壁面には適当にラッタル(ハシゴ)や水密扉を接着。 煙突頂部パーツは周囲を残してくり抜き、エッチングパーツを取り付けました。ジャッキステーはエッチングの手摺りを一段だけ切り取り、支柱用接着用の穴を数個おきに開けて取り付けてあります。 マストは真鍮線で加工。基部の三脚部は艦首側が一本になるようにしてあります。マストが後部に傾斜しているので、この方が構造上安定している気がします。 クレーンやカタパルトは非常に精密ですが、組み立ても結構を神経使います。特にクレーンの基部は自分でスクラッチする必要があるのでエッチング部分と違和感がないように金属の薄材を使いました。 主砲塔上の機銃座もディテールを統一するためにファインモールドの機銃セットから流用。 主砲同様に副砲もエッチングパーツでディテールアップ。結構パーツ数が多くこてこて状態です(^^;。 残るディテールアップは塗装後の船体部の手摺りのみ。かなり密度感があって良い感じ。完成が楽しみです(^^。 いよいよ塗装です。甲板は最近の考証のように難燃剤仕上げの黒っぽい塗装に。まずは実際に近づけるために下地にデッキタンを塗り、その上にうっすらと黒をブラシしました。ところが艦首付近の木甲板を塗り忘れ、再度ブラシしたらこく塗りすぎてトーンが変わってしまいました(;_;)。展示するときは出来るだけ横から見ることにします(゜o゜)\バキ 船体を塗装し、船尾の夜間通行帯のデカールを貼った後に塗装した各パーツを取り付けたところ。 ホーサーリールはエッチングパーツと細切れのスプリングの組み合わせ。25mm機銃はいつものジョーワールド製エッチングパーツです。 写真では目立たないけど中央の測距儀に航海灯を取り付けました。探照灯はフィンモールドの透明パーツ製。 つや消しクリアをかけた後に張り線作業。信号旗索を張ると密度感が上がりますね(^^。 付属の旗を取り付けたところ。瞬間接着剤の点着がうまくいきました(^^。これで完成! |