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利根 1945(Tone, Aoshima 1/700)
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航空巡洋艦故に気になる利根。最上や伊勢のような改装航空艦でなく、設計時から多数の水上機を載せる構想の近代的な艦。砲塔が全て艦の前部に集めた集中防御形式はなるほど思います。終戦まで残った数少ない艦ですがミッドウェイでのカタパルト故障以来、活躍ははたして。。。。? 今回は一気に塗装前までディテールアップしてから写真撮影。このキット、スーパーティテール版でエッチングパーツがついているけど使ったのは13号電探のみ(゜o゜)\バキ。WLシリーズを作り始めた当初に確保し、純正のエッチングパーツがついていると喜んでいたんですよね。ところがいくつかのキットを作り、ファインモールドやゴールドメダルのエッチングパーツを使ってから改めて付属のエッチングパーツを見ると。。。。。やっぱりアオシマか〜!って溜息。発売当時の水準では許せたのかも知れないけどね。 お約束の艦首ディテールアップ。 1。菊花紋章取り付け版はプラペーパーで置き換え。 2。0.2mm径の燐銅線でフェアリーダー再現。 3。チェーンモールドを彫刻刀で削り取り、ホビーチェーンに置き換え。 4。キャプスタン軸を0.5mm真鍮線、トップはプラペーパーをハトメ抜きで丸く抜いたものを接着。 5。錨鎖口のフタをプラペーパーで適当に製作 砲塔はファインモールドのパーツセットに置き換え。軸長が足らないので真鍮パイプを作り直しました。砲身はもちろん真鍮パイプです。 艦橋部のディテールアップ ・ブルワークは一度切り取り、プラペーパーで薄く再現。 ・防空見張り所の双眼鏡は二連に接着したプラ棒を引き延ばしてカットして製作。 ・艦橋前部の通風口は開口部のエッジを出すために紙ヤスリで一回り小さく削り、プラペーパーを貼ってみました。 ・包囲測定用のループアンテナは真鍮線で自作。 メインマストは真鍮線を半田付けし、トラスを組みます。まずはキットのパーツに合わせて真鍮線を切り出して形状を整えます。後ろの二本を組んでから前の一本を取り付ける際に位置合わせの治具を作ると良いでしょう。治具といっても脚の位置を合わせる穴を開けた厚めのプラ板(ジャンク部品)にマスト支柱を立て、先端をテープで仮止めするだけです。電探室や22号電探の台座はエッチングパーツのランナーを切り出したもの。ちなみに純正のエッチングパーツには薄っぺらい22号電探が入っています。なんでもかんでもエッチングにするなよ〜(--;。 それから煙突も重要な見せ場です。IJN艦の大きな特徴として煙突の形状があると思います。そこで手がけたWL艦は大抵煙突のディテールアップを施しています。トップの雨よけ支柱?やジャッキステイはエッチングメッシュ、蒸気捨て管は先端のみ真鍮パイプでその下はプラ細棒で手抜き(^^;. 利根の写真を見ると煙突の脇になにやら構造物が見えるのですが、形状が不明瞭なので適当に渡り廊下的なものを製作。探照灯台や25mm機銃座のブルワークも適当に表現(゜o゜)\バキ 高角砲はファインモールドのパーツに取り替え、砲身は0.4mm径の真鍮パイプを取り付け。ブルワークを薄く削り、射界制限枠をプラ細棒で製作しました。 後橋の基部はキットパーツを使い、トラスとトップ、ヤードを真鍮線で組みました。クレーンやカタパルトはゴールドメダルの巡洋艦セットから。航空機軌条は塗装後に取り付けるので(レールは無塗装と判断)、ターンテーブルのみを滑り止め表現したエッチング板を切り出して再現。 ディテールアップ前の艦載機作業甲板。 スロープはエッチングランナー、トラスはエッチングの汎用材を斜めに切り出して利用。本当はきちんとしたトラス形状だと思うけど完成すると細かい部分は見えないと判断(^^;。 魚雷発射部はキットのモールドをくり抜いてファインモールドのパーツを使用。塗料が回りにくい部分だけど見えにくいし、ブラシと筆塗りでなんとかすることとして、組み立て前塗装を省略(゜o゜)\バキ。純正のエッチングパーツはシルエット状の魚雷発射管を艦舷に貼り付ける仕様(--;。 サフ掛けしたところです。今回は一気に甲板構造物を組み立ててしまったので船底を塗装するときに持つ場所がありません。ヘタに逆さにするとパーツを破損するので仮台座に固定して作業しました。 仮台座の固定の様子です ガビ〜ン(*o*)。仮台座をターンテーブルに固定するのが甘くて落下。バラストが入っていたので重かったせいもあるけど、バラストのおかげで一回転しながらみごと船底を下に着地!ただ衝撃で甲板が剥がれ、回転中にいくつかの部品が破損(;_;)。でもこれくらいで済んだのは奇跡かも。 気を取り直して補修し、船体塗装。主砲座の周囲に補強を再現。 二番主砲塔上にアンテナ三脚を真鍮線で作成。25mm単層機銃はいつものジョーワールドのエッチングパーツ&巻き線の放熱部再現です。 三連機銃を取り付けると密度感があがりますね(^^。舷側灯は良いアクセントです。 煙突脇の渡り廊下?に円材や予備フロートを置き、これもアクセントに(^^。 水艇は最上製作時の予備機を利用(^^;。後橋の速度表示灯はエッチング製の十字マストに小さ〜いプラチップを貼って彩色した結構手のかかったもの。でも上下逆さに取り付けちゃいました(゜o゜)\バキ あともう一息で完成。張り線前のつや消しクリアをかけたところです。張り線後にクリア掛けすると張り線が白くなってしまいます。加賀でやっちまいました(;_;) |