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パールハーバーのアリゾナ記念館を訪れてから作りたくなったんだけど、日本のメーカーから発売されていないのは何らかの思いからでしょうか。このキットはフラッと寄った近所の模型屋で一期一会。終戦記念日を機に敬意を込めて起工しました。そんな訳で今回は顔文字無しで綴ります。拙い文章ですが、心境をお察しください。 箱の中は通常のランナーの他にブリスターパックされた主砲塔、艦橋、錨鎖が目に付き、手摺り中心のエッチングパーツ、艦載機やカッターの透明パーツが入っているという豪華版。これは作るのが楽しみ!と思い、ウキウキしながら確保しました。この時は落とし穴があるとは知らずに...。 仮組みしてみると木甲板の継ぎ目に若干の隙間があり、薄いプラ板を差し込んで塞ぎました。 作り始めようとした時に大宮のタムタムでTOM'S Modelworks製のアリゾナ用エッチングパーツに遭遇。特徴的なトラスマスト、カタパルト、クレーンなどが揃っているので、手摺りが被ってしまうけどこんな縁はないとお持ち帰り。 TOM'Sのエッチングパーツは至れり尽くせりの内容です。煙突は自己流でディテールアップしました。ところで写真左上に写っている艦橋パーツ。これがくせ者で、ブリスターパックされているのでてっきりレジン製かと思ったらゴムのような軟質樹脂製。ナイフで切りやすいけど、柔らかいので削りは精度が出ない。なのでカット&成形して窓枠の付け替えはできないし、ダボ穴が甘い上に柔らかいのでマストパーツの嵌合が定まらない。結果、マストの左右対称性がかなりいい加減になってしまいました。 副砲の砲口を穴開けしました。タミヤのFine Pivot Drill Bitが大活躍です。 対空砲以外のパーツを仮組みしたところ。前後2つの高い艦橋が印象的です。 対空砲は台座裏に凸部があるのでヒートシンクを台にして砲身を接着。 甲板と船体色の塗り分けはできるだけマスキングの手間を省けるように考えました。まず船体色で塗装する部分でマスキングテープを直線や真円の切りだせば済む部分を塗装し、マスキング後に甲板色を塗装。その後、甲板部をマスキングして船体色を再度塗装しました。 ブルワークは細切りのマスキングテープで囲みました。いつものように甲板をマスクする場合はブルワーク形状にマスキングテープを切り出す必要があるので、手間は何十倍でしょうね。 順調に作業が進んでいます(^_^。 エッチングパーツの船体周囲の手摺りは甲板を塗装してマスキング後に取り付けることで作業時の破損防止を図っています。 船体の塗装終了。当時のアリゾナは黒に近い灰色だったそうなので、余り気味の舞鶴工廠色に黒を混ぜて調色したんだけど、塗装してみると調色時よりかなり黒く見えるようになってしまいました。 艦橋は上部を白く塗ってから最低限のマスキングをして船体色を塗ります。 船体の塗装終了。木甲板の色目の違いはいつものように筆塗りで表現したけど、遠目には良い感じに仕上がりました(自画自賛&自己満足)。 窓にエナメルの黒を流し込んで艦橋も完成。 窓部の塗り分けが必要な透明パーツ。艦載機の窓はマスキングテープだと曲面がきつくてすぐに剥がれてしまうのでマスキングゾルを使いました。ランチの丸窓はリベットツールで打ち抜いたマスキングテープを貼ります。 完成した艦載機(OS2U キングフィッシャー)とランチ。 艦橋や艤装を取り付け、張り線をして完成!と思いきや、やり残していることがありました。 すごいピンぼけですみません。余りに小さいのでフォーカスが合わないんです。時計のように見えますが...。 射撃用のレンジ・クロックです。 |