独り言


Moscow (June 2006) 食べ物編

 昨年の米国ハワイ出張に続き,今年はかつて対極的だったロシアのモスクワに.二編に分け,今回は食事録(グルメ録ではありません(^_^;)です.日程の都合で飛行機はアエロフロート.アエロフロートはサービスは悪いが空軍上がりのパイロットの腕はピカイチとの噂を良く聞きますね.座席に着いて回りを見渡すと,機体は中古らしく内装がかなり痛んでいる.座席ポケットは半分破れたまま.肘掛けのパーツは一部欠落.機内テレビはいまだにブラウン管がぶら下がっていて幾つかは電源が入っていない.点いていても,ほとんどが色ズレ状態.前の乗客の座席はリクライニングを戻そうとしたらニュートラルに固定できず,V字状に(@_@).まったくの前評判通りの有様を目の当たりにして,なぜかホッとしてしまった.だってそのとおりならパイロットの腕も一流だし,墜落の話も聞かないもんね(^_^.


 機内食は往復で三回.肉か魚の選択で初回は魚をチョイス.分厚いサーモンソテーにクリームソース,野菜とサフランライス.別の皿にはのり巻きと稲荷にサラダ,パンとデザート.どれも結構いける!少なくともユナイテッドエアよりも旨い.寿司やパンはパサパサにはなってなく,デザートも甘すぎることがない.


 朝食はクロワッサンに数種類のハムやポテトサラダの入ったサンドイッチ.これも旨い!


 帰りの便ではパスタがあると聞いて頼んでみた.出てきたのはスパゲティではなく、見かけ通り焼きそば(^_^;.ロシアは中国とお隣さんだからかな.味はまあまあ.スモークサーモンのサラダ,ロシア名物の黒パンもあり旅の最後まで楽しませてくれました.


 今回の旅で一番旨かったのがシベリア風水餃子ことペリメ〜ニ.大きくてプリプリの皮に肉ベースの餡がたっぷり包まれ,パセリがまぶしてある.シンプルでクセが無く味わい深い.噛みしめるときちんと肉の味が楽しめる.実は帰国後に何軒かの店でペリメニを食べたけど,これほどしっかりした味と歯ごたえには巡り会えなかった.普通の餃子と同様にそれぞれの店の味の差が大きいのね.もちろんビールのお供に最適(^_^.


 ロシアのビールは味が濃く甘みが感じられる.カラッとした気候に合うからかな.しかし滞在中は連日30度を超す暑さでここが本当にロシアなの?って疑ってしまった.さて,ロシアでは米国と同様にビールが安い.500mlの缶ビールは100円程度.青い缶はバルチカという有名ブランドで日本にも輸入されている.ただし500円程度の値段になっているけどね.右側に転がっているのは歯ごたえがあるクレープのような皮でソーセージとマッシュポテト,ピクルス,ベーコンチップを巻き,たっぷりのマスタードとケチャップを注入したもの.ロシア風なスナックなのか分からないけど,ビールを飲みながらかぶりつくと旨いのである(^_^.街中では下の写真のスタンドで売ってる.


 当たり前だけど街中で使われているのはロシア語.日本語はもちろん英語なんてホテルや空港,土産屋の一部の従業員しか話せない.そして私もロシア語のメニューなんて読めない.写真や材料を指さして,分量も手振りで何とか注文.その結果,期待以上の味だとビールもひときわ旨いのである(^_^.


 イクラはロシア語で魚卵と言うことは以前に聞いたことがあった.そこで日本で言うイクラの本場の味を試してみることに.ロシア語ではクラスナヤ・イクラ(赤い魚卵)というらしい.注文して出てきたのは冷たいバターの上にハーブと共に載せられたお馴染みのイクラ.パンも付いてきたのでバターと共に挟んで食べてみた.本当はパンをちぎって載せるのかな(^_^;.イクラ自体の味付けは塩漬け.よく漬かっているのでパンに挟んでも生臭くならず,ぷちっと潰れて回りを汚すこともない.このメニューもちょっと甘めのビールに良く合うのであった(^_^.


 従業員も客も若い人が多い市内のカフェ.ここでも英語のメニューはあるんだけど通じなかったのは英語が下手だからか(^_^;.どうにかカプチーノを注文し,しばらく脱力しながら店員さんを見ていました.みんな真面目に働いていて,私のなかのロシア人のイメージが良い位置に固定されてしまいました.

 滞在中,他に食べた常番のメニューはボルシチ,ビーフストロガノフ,カツレツ.みんな日本人の舌に合い,米国滞在中にいつも渇望する味の変化をロシアでは毎回の食事で楽しむことが出来ました.ただ,全体的に肉料理やこってりしたものが多く,意識して野菜を摂らないと便秘になりそう(^_^.