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WE300B (Western Electric)
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いつかは手に入れたいと思っていたWE300B。真空管に興味を持ち始めた10年前は既にプレミアム価格。そういうものに手を出す性格ではないので、いつか再販されるのを心待ちにしていました。半分諦めの境地でWEのサイトをたまに覗いていた日々が続いてた2017年の10月、「The 300B will return.」という見出しを見つけ、メーリングリストに登録。これまで生産拠点だったハンツビルからロスビルに移って生産を始めると言う。2018年1月から毎月のように引越し状況のメールが届くものの、例によってなかなか生産ラインが立ち上がらない。2019年1月11日にプレオーダーが始まるものの日本は代理店販売制なので、送り先を入力した時点で進めない(;_:)。代理店のエレクトリに問い合わせても入荷未定で入荷後も試験してからの販売なのでかなり先になりそうとの返答。もう諦めていた2022年1月になんとなくトライオードのHPを眺めていたらWE300Bの記述を発見。どうやら前年10月に日本でも販売されていたらしい。完全に出遅れてしまい、慌てて販売店の一つに連絡して待つこと2ヶ月。3月下旬に手にすることができました(^_^。 登録するとなんと5年間の保証付のお知らせ。 マッチングペアは専用の木箱入り。真空管2個分との価格差は特性が合ったものを選ぶ作業が入っているけど、既に計測した特性から選ぶだけなので実質数ドルだと思う。なので100ドルの価格差はこの箱。確かにプレミアム感がある箱だけど、真空管をアンプに挿してしまうと用済みなのが寂しい。 ご開帳〜。ご本尊はさらに個別の紙箱に入っています。 封印を剥がして開封。説明書や特性表を取り除くと内蓋が出てきます。 ごたいめ〜ん(^_^。黒いベースに黄色い文字が眩しい〜(^_^。今までの300Bのプレートは黒っぽかったけど、令和版はメタリックグレイです。環境基準で材料の制約とかがあると思うけど、最新の技術で特性が上がっていることに期待です。 300BシングルアンプのProfessor-2に挿したところ。写真だとかなり白く見えるけど、目視ではもっと落ち着いた色で見えます。言ってみれば現代風の色合い。 エレハモの300Bは全体的にグローが見えたけど、このWE300Bは頂部に集中して強めに発光しています。 数十時間のエージングでエレハモよりも中低音がしっかりした鳴り方で働いています。今まで気にならなかった気に障る高音の鳴り方(ノイズ?)がアッテネータが原因だとわかったのはWE300Bの特性のお陰か、音に対して真剣に聴くようになったからなのかは不明(^_^;。自作して自己満足していたアッテネータは外してしまいました。このアッテネータは電子制御だったので、音に色がついてしまったのかな(- -;。 |