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真空管アンプ K-6V6 (Sound Base 555)
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初めての真空管アンプ(TU-870R)は入門機としては最適。うまく鳴らすことができると、次は少し特性の違うモノを作って比べたいと思うのはエンジニア&研究者のサガ(^_^;。ネットや雑誌とかで情報収集してみるとST管という大型の300Bという球を使ったモノは評判が良く、見た目もそそる(人気があるのはやっぱ高価)。でも、いきなりそこに行くのは時期尚早(技術、知識、楽しみとかの意味で)だと思うので、物色していたら「サウンドベース555」のキットに遭遇。出力は4W程度でTU-870Rの1.5倍だけど、店で大型のスピーカに繋いだ音を聞くと元気のいい音が無理なく鳴っていた。電圧段は6SL7GT、電力段は6V6GTという小さめの球の構成で前段を違うメーカーの球に換えると、音のメリハリがかなり変わる。これは面白いなと思ってお支払い(^_^;。 TU-870Rはシャーシーやカバーの隙間を有効に使ってコンパクトに梱包をまとめてあってけど、こいつはトランスやチョークコイルを丁寧に緩衝材で覆っていて丁寧だけどかなりのボリューム。 パーツも組立ステップ毎に袋分けされている親切梱包。 組説はカラーで艶々の紙を使っていてかなり気合いが入っている。 写真を多用した組説は分かりやすい。でもプラモと同様に組説通りには作らない(゜o゜)\バキ。仮組みして効率的&間違えが少ないように作業を進めます。 端子は金メッキされた、しっかりしたモノが入っています。利益を圧迫しているだろうなあ(^_^;。 シャーシー内の部品取り付けが終わったところ。デジモノを作るときはこんな空中配線は絶対しないな(^_^;。 左から電源トランス、平滑用チョークコイル、左右の出力トランス。カバーを被せる前の見納め。 配線を確認して恐る恐るスイッチオン! 整流管は2Aの電流が流れるとのこと。かなり光るけど問題ないらしい。 音源にGalaxyS、スピーカにP800を接続して音を確認。あれっ?かすかに音は鳴っているけど、こんなもんじゃないハズ。 改めて回路図と配線を確認。配線材と同じ色の色鉛筆でなぞると分かりやすい。だけど間違っているところは見当たらないぞ(?_?)。 組み説には要所の電圧値が記載されているのでテスターで確認。すると電力段のグリッド電圧が出ていないことが判明。配線を追ってみるとラグ端子の穴しかハンダがのっていない(゜o゜)\バキ。光っていて見えにくいけど、やっぱ老眼が原因か(--;。 ハンダをのせ直したら無事に音がでて完成!ハンダ不良一カ所ならマシな方かな(^_^;。肝心の音は店で聴いたとおり元気な音が出ています。TU-870Rとの音質の違いは切り替えた直後はメリハリがあるかなというのが分かるけど、1分も聴いていると慣れてしまいます(^_^;。もちろん出力差による押し出しの差は歴然と感じ、広い部屋でゆったりと聴くにはパワーに余裕があったほうが良いですね。でも私が持てる環境だと10Wもあれば十二分かな。 パワー段の6V6は手頃で種類が豊富なので手に入りやすい球です。左端はキット付属の曙光電子製。組み上げ直後に音が出なくなったのでショップで交換してもらったんだけど、どうせならもう少し良さ気なものをと思い、エレハモ製を確保。気のせいか信頼感のある音(どんな音だ?)で鳴っています。左から2番目はGE製。店頭に一個だけあったのを確保したのでまだ使っていません。 電圧管はPhilips製を使用中。グリッドを外すのが面倒なので隙間からの撮影です(^_^;。整流管の5Z4PAはまだキットのままです。 まだアップしていなかったキット製作時の写真が出てきました。ボリュームのズレ防止のピンとシャーシの穴が位置がズレていたので開け直して固定した時のもの。軸の左に開いている穴がキットの元穴の位置です。 |