A6M2b 三菱 零式艦上戦闘機21型 Zeke (Hasegawa 1/48)































 思い入れのある艦船の模型を一通り作り終えたので,気分転換に飛行機模型の製作を開始!
 第一弾はやはり零戦! 11型から63型まで数多くの種類があるけど,初期の軽い機体で当時最高水準の性能を誇った21型を選択.


 まずは当然仮組み.結構ピタリとハメ合うので感激.艦船模型と違ってパーツ数は少ないし,コクピットはキャノピー閉じ状態だと見えにくいのでディテールはサボれる(゜o゜)\バキ.全体的に作業量が少なくて済むので見栄えに響きやすい箇所をディテールアップすることする.攻めどころはカウリングフラップとリベット


 多くの飛行機模型はコクピットを先に組み上げるらしい.この零戦も主翼を機体に接着するまでに組んでおかなければならない.三菱機内色で塗装後,パネル類はドライブラシでエッジを強調.メーターのデカールが付いているけど,パネルの凸部を削らないと巧く貼れないので塗装のみで.キャノピー閉状態を製作するので,あまり見えないコクピットは手を抜きます(゜o゜)\バキ.左右の機体に接するパーツは隙間が空かないように,箱状に組まずに機体側に接着するのは常套手段ですね.


 コクピットが完成するとすぐに機体を組めるので,いきなり完成外観が拝めます.零戦の機体は薄い板を使っているので,気圧差などのためか結構凸凹があるようです.それを表現したくてパネル毎にパテを塗ってみました.塗装後にどんな状態に仕上がるかはまさに賭です.


 私の模型作りのモットーは見えるところに手をかけるです(^^.そこで機体に凸凹表現と共にリベットを打ってあげます.最近は零戦の詳細図が簡単に手に入りますが,パネルラインと共にリベット位置も描かれているので丹念にケガキ針で打ち込んでいきます.(モットーってmotto:座右の銘という英語だったんですね(゜o゜)\バキ)



 左右の翼の上面,胴体の左右を打ち込むとさすがに数日かかります(作業量は一日1,2時間).したがって見えにくい翼の下面は省略(゜o゜)\バキ.



 カルリングのリベットラインは狭い部分に数本入るので,マスキングテープをガイドに貼ります.



 プラペーパーを切り出してカウルフラップを一枚ずつ取り付けます.立体感が出てかなり雰囲気が違ってきます.


 塗装前の記念撮影.


 塗装は飴色(のつもり(^^;).グレーサフの上に三菱明灰白色を吹き,ニス色としてクリアのオレンジやイエロー,ブルーなどで調色したものを重ねました.日の丸や帯も塗装です.デカールに比べて当然ながら自然な一体感がでますね.


 コクピットに凝らないと,リベット打ちの次に手間が掛かるのがキャノピーのマスキング.メジャーな機体は専用のマスキングシートが市販されているので使わない手はありません.窓枠毎に切り出す手間が掛かるけど,窓枠の一辺ごとにマスキングテープを貼るよりもかなり楽です.


 仕上げのアンテナ張り.アンテナ取り付け金具として1/700エッチングパーツのプロペラを軸部の輪っかとプロペラ一枚だけを残して切り取り使用.軸部の輪っかにテグスを通して輪を作るとそれらしく見えます.