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COMET (Scratch Building)














 いつの間にか夢中になってしまったキャプテンフューチャー.その愛機コメットはアニメ版のポピニカが以前販売されていました.でも原作のコメットはシンプル故かとても愛着を感じます.こちらの方は海外でもキット化されたことはないようで,極たまにマニア間のオークションで少量生産品の完成模型が流れるだけ.こうなると自分で作るしかないですよね.幸いコメットは文庫本の中に結構詳細な解説図が載っているので助かります.全長約22mなので1/100の22cmサイズで製作することに.


 どうして1/100にしたかというとコックピットには絶対透明パーツを使おうと思っていて,丁度良い半球がこのサイズだったからです(^^;.発泡スチロールの円筒を芯にしてこの回りに工作用粘土を盛り,さらにポリパテで成型しようと思います.


 発泡スチロールの芯に工作用粘土を被せました.なんだか陶芸をやっている気分で粘土を押しつける手の指の感覚が心地いいです(^^;.しかし乾いてみると継ぎ目が大きくひび割れていました.これは予想以上の亀裂.でもパテでの修正は簡単そうです.


 文庫本の解説図を参考にコックピットを再現します.多少自己流というか手抜きの解釈もあります.コンソール中央は宇宙図のつもり.見づらいけど操縦桿の根元の左右にはペダルも付いています.


 コックピットを埋め込んでからポリパテで形状を整えていきます.今まではタミヤの若草色のを使っていましたが今回は「モリモリ」を試してみました.タミヤに比べて切削性が良い感じです.少し柔らか目なのかもしれませんね.盛龍殴さんからの情報では最近のタミヤのパテも改良されて切削性が良くなったそうです.


 さらにエポパテやアルテコ,ラッカーパテを重ねた後にサフ掛け.ようやく艶やかな船体になってきました.しかしなんだか妙な形です.粘土だけの時は花瓶,モリモリ後はマヨネーズなどとギャラリーに言われました(^^;.それと窓部分がちょっと小さくなってしまった感じです.パテを盛り過ぎちゃったかも(;_;).


 ロケットノズルは中空プラ棒を円形に並べて作製.各ノズルの間には多少の隙間ができるのでアルテコパテで接着しました.設定通りに三重に巻いた後,ノズルの端面が平らになるようにヤスリを掛ける必要があります.ところがノズルには段差があるためヤスリ掛けが大変.そこで各段は接着しないでヤスリ掛けの時にはスライドさせて全ての端面を揃えられるようにします.アルテコが他の段のノズルにつかないようにクラフトテープで保護.


 制動ロケットノズルやプロトン砲の砲身は真鍮パイプ,基部はプラ棒やプラパイプを使用.曲面で構成された船体とパーツには隙間ができるので接着にはやはりアルテコパテを使用.


 最終サフを終えたところです.なんか白いナマズみたいだ(^^;.


 完成したコメット号.キャプテンフューチャーとキャプテンウルトラの愛機同士で記念撮影です.スタンドの台座はまたもや100円ショップで調達.粘土でクレーターを作り彩色しました.