Brittania II



















 アニメ版のレンズマンに登場するブリタニアIIは原作のものと大分イメージが違う気がします.原作版にはきちんとしたイラストもないので本文での形状説明にある涙滴型であれば文句ないけどまるでイカとクラゲを足したような形状.初めて箱絵を見たときにはのけ反ってしまいましたが,それでも現存する唯一のブリタニア号なので購入しました.組み立ての際,全長330mという巨大な船を表現するために内部に光源を入れて窓を光らせるようにしました.加工の際に参考にしたのはジャパンミックス社から発刊された「スペースシップ・スーパー・モデリング」という模型講座です.



 まずは窓の穴開け.縦長の窓(約60箇所)が多いのでピンバイスで窓の端になる部分に穴を開けます.



 次にデザインナイフで長方形に孔を開けますがプラスティックが厚いので裏からリューターでえぐり加工しやすくしました.



 スタンドの支柱を受ける部分を兼ねた電源用のプラグをパテで固定.



 窓以外から光が透けて漏れないようにまず黒を塗布し,さらにシルバーを塗布しました.組み上げ後の塗装の際に窓から内部に塗料が吹き込まないようにマスクゾルを窓に流し込んでおきます.



 光源は白色LEDにしようと思いましたが,多くの窓に十分な光量を供給するために蛍光管を使うことに.これは秋月のキットで冷陰極管をつかっています.おかげで発熱は気になりません.




 機の先端部には蛍光管の光は届かず,かといってここに入るような細い冷陰極管は結構高価.そこで先端部は麦球を使用することにし,麦球のオレンジの光が直接見えないように白いプラ板をはめ込みました.麦球はけっこう熱くなるのであまり長時間点灯しているとプラスティックを溶かすことになりそうです.