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MAT Vehicle (HASEGAWA 1/24)
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歴代、怪獣から地球を守ってきたのは科学特捜隊、ウルトラ警備隊。その名前は対処的なイメージがあったけど、帰りマンではハッキリと怪獣退治を謳ってMAT(Monster Attack Team)。操るメカはウルトラ警備隊と比べて小さく小回りが利きそうな感じ。実際はあり得ない角度でウルトラホークは旋回(操演)しているけどね(^_^;。マットアロー1号、2号、そしてジャイロのプラモは張った糸を伝わって空中を走るギミック付き。これは当時としては子供心を掴んだけど、ディスプレイモデルとするにはかなりの手直しが必要。それに対してこのマットビハイクルはハセガワがヒストリックカーシリーズのマツダスポーツをベースにパーツやデカールを追加したものなので、素組みでも十分な出来映え。今回は小技のディテールアップを少しするだけ仕上げました。小技で活躍したのは最近使い始めて味をしめているミラーフィニッシュ。古い車のモールに多用されていて、もちろんコスモスポーツにも使われている。仕上がりはバンパーのメッキパーツと遜色ない(^_^。 まずは仮組み。ボディはパーティングラインを修正するだけで弄りません。見えないエンジンは再現しない、潔いディスプレイです(^_^。40年も前の車なので当然フェンダーミラーだけど、今風にドアミラーに変えることにしました。 塗り分けをしないシャーシ類はここまで組み上げます。本当はつや消しと艶有りの黒の指定があるけど、私には関係ありません(゜o゜)\バキ。ホイールはイメージを確認するために付けただけで、さすがにシルバー塗装です(^_^;。 塗装を簡単にするために3つのリアサスペンションを接着するとマフラーの後付けが出来なくなるので分割しておきます。結局手間は変わらないかもしれないけど、早めに形状ができあがってくれるので、精神衛生上のアドバンテージがあります。 サフ掛けが終わったボディ。ドアミラー化するのでフェンダー部の取り付け穴を埋め、真鍮線を埋め込んだミラーを取り付ける穴を開けておきます。当時の車の特徴だった三角窓もドアミラー車には合わないのでフレームを切り取っています。また、前輪の後上にあったウィンカーは透明プラ板で作り直すので削り取ってあります。 シャーシや車内は半艶、つや消しの黒の塗り分け指定を気にせずにつや消しのみで塗装。 今までの作業はコスモスポーツの製作だったけど、ボディの赤ラインとドアのMATマークを貼ると疑いなくマットビハイクル(^_^。これまではとにかく完成を急いで作業してきたけど、完成形が目に見えてくると仕上げはどこまで手を入れようか考えるのが楽しくなってきます。 窓枠は黒いラバー(?)に銀色の金属枠がハマり込んでいるので、まずは黒枠をつや消しブラックの塗装で再現。金属枠は250テスタロッサで威力を発揮したハセガワのミラーフィニッシュを使います。まずは念入りにマスキング。 隠蔽力の強い色はすぐに塗装が終わって楽ですねえ。しかもつや消しだと乾燥が早い気がします。たぶんクリア樹脂が表層に無いので乾きやすいのかと。 うぅ〜。。。(;_;)。気をつけていてもマスキングテープが浮き上がった隙間から塗料が入り込んで、うっすらと黒くなってしまいました。 でもボディにクリアを厚めに掛けていたので、1000番の耐水ペーパーを軽く掛けたら消えてくれました(^_^。赤いラインの左下部分の色が変わっているのは、デカールが剥がれて塗料でタッチアップしたら、色味の違いが出てしまったんです(--;。 ボディー色はレーシングホワイト。純粋な白よりも混じりものがある分、隠蔽力があるので扱いやすい白です。シートのグレー部分はメッシュ模様の入ったデカール。布っぽい感じが出ています。フロアマットはキットに入っていたフェルトです。このキットにはフロントグリル用の樹脂メッシュ、銘板用のエッチングパーツ、アンテナ用金属線などマルチマテリアル満載の楽しいキットです。 ドアに取り付けるミラーには真鍮線を仕込んでおきます。鏡部分はハセガワのミラーフィニッシュシートを貼り付ける予定。 マフラーと分離した排気管をシャーシに取り付けたところ。取り回しがちょっと複雑でパズルのようでした(^_^;。後は写真のマフラーとメッキパーツのマフラー先端部を取り付けます。 黒く塗装した窓枠の縁を残すようにミラーフィニッシュの細切りを貼り付けてメッキ枠を再現しました。ここを細く仕上げてあげると精密感が上がります(^_^。 ヘッドライトの枠もミラーフィニッシュを貼付。曲率が高い部分にシワが寄ってしまったけど、この上から透明パーツが被さるので気にしなくてOKです。エッチングパーツのCosmoエンブレムが格好いい! リアのMAZDAエンブレムは各文字よりテープの粘着力のほうが強くてうまく剥がれてくれません(--;。結局1文字ずつテープから剥がしてから取り付けました。 アンテナのスプリングコイル部分にもミラーフィニッシュを貼付してメッキを再現。綺麗に巻けてないけどキラキラ反射しているので遠目にはアラが目立ちません(^_^;。車体ルーフでアンテナを保持するT字状のパーツはオリジナルに似せて真鍮パイプで加工。 サイドウィンカーは0.3mm厚のプラ板の切り出しにミラーフィニッシュを貼り、透明プラ板にクリアオレンジをコートしたものを取り付けて作製。 メッキパーツのワイパーは余計な部分を切り取って成形後、ゴム部分につや消し黒フィニッシュを貼付して再現しました。これで全てのパーツが揃ったのでボディに取り付けて完成! |