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Macintosh Display Station 520/575


     LC520の筐体を13インチモニタ兼HDD、CD-ROMのSCSIステーションとして使えるよう改造しました。もちろんLC575やカラクラ、そしてPerfoma5XXXにも応用が可能です。今回はLC520の非力なロジックボードだったので活かさなかったけど、040以上のCPUを使ったボードなら内部と外部のモニタ信号を切り換え式にして、内蔵のSCSI機器はEtherで共有してもいいでしょう。写真はPM7200/90(OS8.1)に接続したときの起動画面。CD-ROMは使えるけどFDDは使えません。
     この改造のためにはロジックボードの配線に手を入れるか、匡体側のケーブルに手を入れるかの2通りの方法があります。今回は動かなくなったロジックボードがあったので利用しました。この場合、より良い匡体が手に入ったときにボードを差し替えるだけで移行できます。また面倒な匡体開けが必要ないのでお気軽な改造です。当初LC520の匡体を使っていましたが、改造途中でLC575の匡体が500円で手に入ったため、急遽こちらを使うようにしました。LC520のCD-ROMのコネクタ位置が最近の高倍速のものと異なるためです。
     また匡体のケーブルに手を入れる場合はロジックを生かしたままの動作が可能です。つまりちゃんとしたマックとして動作しながら外部モニタとしても使えるわけです。('99/06/05)


     外部ビデオ入力と輝度、コントラスト調整をリアパネルに配置し、ロジックボードのコネクタを利用してアナログボードに接続しました。


     リアパネルを取り外せるように途中をコネクタ接続にしました。またアナログボードのビデオ同期信号は複合同期なので分離同期信号しか入力されないときはEX-NOR回路でミックスさせるようにしました。分離、複合はスイッチで切り替えに。


     ロジックボードのコネクタ部分に外部モニター信号を入力しました。ロジック上のパタンはカットしてあります。また常時5Vとパワーオン信号線を短絡して電源スイッチが入るとすぐに主電源が入るようにしてあります。本来パワーオン信号にはきまったシーケンスがあり、パルス上の信号が入力されると主電源からの供給で+5Vにプルアップされるようですが、今回は無理矢理5Vにつないでしまいました。本当は回路に負担がかかって危険かもしれません。


     LC520のリアパネルがなかったのでLC575のパネルを加工して使用しました。


     コントラストと輝度調整用のボリュームはリアパネルの換気口に設置。


     デュアルモニターなら英文を書くときの辞書やお絵かきのツールを右のモニターに出して使えるのが便利。CD-ROMはスロットインローディング式の24倍速を使っています。


    LC5XXディスプレイの省電力機能('99/07/03)

     もともとこのLC5XXシリーズには省電力機能が備わっていてロジックボードの信号でCRTの電源を落とすことができます。ある程度信号線の使い方のめどは立っていましたが、簡単な実験で確かめてみました。筐体の方の信号線レベルを0VにプルダウンするとCRTのみの電源が切れることを確認。後はモニターの外部入力信号が切れるとこの信号を0Vにするように回路を組めば良いわけです。
     しかしやってみると妙なことを発生しました。当初本体が表示のスリープから覚めるとメインモニタは徐々に回復し、LC575の画面はすぐに回復するのはLC575の画面の電源の制御がされていないからだと判断していました。この制御信号を外部からコントロールすることを考えていたわけです。ところが長時間のスリープからの回復ではLC575のほうも画面が徐々に回復するのです。制御線と違う論理でスリープがかかるのでしょうか?たとえばハード的に画面を制御するときには制御線の信号を使い、ソフト的に制御するときはアナログボード上のメモリなどに設定されているものを使うとか。

    改造のためのピンアサイン情報はこちら


    裏蓋の加工なしでジャンクなロジックのみで外部モニタ化する方法('00/05/11)


     加工したロジックボード。SCSIアクセス時に画面上にノイズが入るので各ケーブルはシールドにしました。それでも多少はノイズが入るときがあります。1号機では皆無だったので原因追及中。


     加工前のロジック上面。


     加工前のロジック裏面。


     ロジックへのパターンをカットします。信号は左からR、G、B、/PWF。


     ロジックへのパターンをカットします。信号は左から+5V cont.、C-Sync、Brightness、Contrast。


     +5Vと/PWFを結線します。ビデオ信号線はシールド線を使い、コネクタ側に引き回します。シールド線のグランド側は近くのグランドピンに接続。


     シリアルポートをRGB入力用に流用します。予め4番ピンはグランドなのでそのまま使用。ほかの信号線は適当に配置しました。


     輝度とコントラストの調整用に2個のADBポートを流用。+5Vとグランドはそのまま使用するのでADBラインに各信号線を接続します。



     トリマをADBに取り付けます。トリマの真ん中の足を?の輝度やコントラストの信号線に、両端の足が?(+5V)と?(グランド)に差し込みます。


     筐体内部SCSI機器をマックからの外付け機器として使用する場合、ロジック上のSCSIコントローが干渉するおそれがあるのではがしてしまいます。カッターなどで足を切り、残った足がショートしていないか確認します。('00/05/11)



     セントリス660AVではなんと13インチモードの他に512*384、640*400のモードも選べました。


     このモードだとカラクラサイズですね。